闘将逝く

私の人生の中で、師と仰ぐ人が何人もいる。
私の基礎となり、これからの人生の指針となったおばあちゃん。
思春期で『大人はズルい人達』と大人不信だった時に出会った、
『こんな大人に私はなりたいんだ』と思わせてくれた高校の先生。
料理や生活をアレンジする事の楽しみを教えてくれた栗原はるみさんなどなど・・・

子供の頃から超がつくほどのド運動音痴。運動神経が皆無で体育が
苦手で苦手で仕方なかった。
走れば遅い、泳げば溺れる、投げればとんちんかん、運動的センスなんて
全く持ち得てなかった、絵に描いたような典型的な運動音痴。
家も、プロ野球中継も見なければ高校野球も高校サッカーも見ない
家庭だったので、スポーツの楽しさなんてこれっぽっちもわからなかった。


NHKはよくついている家庭だった。というか、民放を見せてもらえない
家庭だったので。
なのでガチャピンもムックも知らない、化石的な子供だったという(笑)
あ、思えばフィギュアスケートだけは見ていたっけ。NHK杯があったから。


そんな時に出会ったのが当時NHKの日曜の夜にやっていた、確か
サンデースポーツスペシャルという番組だったと思うんだけど、キャスターを
していた星野仙一さん。
当時、野球音痴な私でも、現役時代の星野さんは『怖い人』『怒る人』という
印象しかなく。

ところが、この番組での星野さんは全く違う人だった。
丁寧で優しく、説くように話をする穏やかな人。
プロ野球に限らず他のスポーツの事も詳しくて、スポーツをする側だけでなく
見る側の視点にも立って話す人だった。
私にスポーツを見る楽しさを教えてくれたのは、間違いなく星野さんだった。

その星野さんが逝ってしまった。
『昼寝でもしているかのように穏やかな最期だった』という。

闘う熱さばかりクローズアップされる人だったけど、最期に見せたそんな
姿が、きっと本当の星野さんなのだろうな。

私は相変わらずの情けないぐらいの運動音痴だけど、スポーツの世界の楽しさを
教えてくれてありがとうございました。合掌。

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Commented by tokohouse at 2018-01-08 20:59
こんばんは
若い時に、凄いと思い憧れる人を発見する機会が多かったと思います。
だんだん探索空間に身を置く事がなくなってしまったのか、最近は感動の扉を開ける事が少なくなった様です。
私も運動音痴、小学生の時母が張り切ってご馳走いっぱいのお弁当持て見に来てくれるんだけど 私は競争はビリかブビー 体操もいまいち 
でも校庭で食べる事はすごく楽しく両親もニコニコ 運動会は大好き,,,ヽ(*^^*)ノ 毎回早く走るぞ と 気合を入れていましたが ・・・・・結果は同じ、早く走れる人が不思議でした。
そんなで、今もスポーツクラブに何回か挑戦しましたがボツ・・・
やっぱり運動音痴は克服できないんですね。
Commented by haru-livre at 2018-01-09 16:57
*tokohouseさん
出会う機会より見送る機会が増えてきたお年頃になりました。
しみじみ見送りつつもしっかり生きていかねばな、とも思います。

スポーツは、頭で思い描いても身体が思うようにいかないもので。
本当、スポーツ万能の人を見る度にスゴいなぁと思います。

私も運動会のお昼ご飯が楽しみ派!昔は地区の運動会なんていうのもあって
出店でおばあちゃんにお菓子を買ってもらうのも楽しみでしたが、
地元も高齢化&少子化で私の通っていた小学校もなくなりました。

あと1カ月でピョンチャンオリンピック、私は大好きなフィギュアが
楽しみですよ。
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by haru-livre | 2018-01-06 10:50 | おはなし | Comments(2)

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